あかね色に染まる空 門司港レトロの灯台にともる夕日
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このときを狙って何度も訪れていた。黄昏時の北九州市門司区の堤防。沈み行く太陽が、灯台の点灯部分に重なる。雲や釣り人、係留される船も思い描いていた条件にぴたり。その瞬間を逃すまいと、夢中になってシャッターを切った。
門司港レトロ地区にある高さ約7メートルの八角形の灯台は1997年に建てられた。近くにあり、かつては灯台の役割も果たした旧大阪商船の塔屋がモデルになった。
近年、灯台はGPSなどの技術発展により、減少する傾向にあるが、観光資源としても活用する動きもある。あかね色に染まる港で灯台を眺めれば、ノスタルジックな気分に浸らせてくれる。