「小倉―博多間に新幹線新駅を!」 民間が協議会を設立

 福岡県内の山陽新幹線小倉―博多駅間に新駅を設置しようと、民間の立場で構想を進める「県北部中央域の地域振興・新幹線新駅設置促進協議会」の設立総会が8月26日、同県直方市の直方商工会議所で開かれた。促進協は地元の商工会議所や青年会議所など46団体で組織している。

商工会議所、青年会議所など46団体が組織

 新駅想定地域の周辺には、トヨタ自動車九州が拠点を置き、企業誘致も盛んになっていることなどから新駅誘致が官民で活発化。今年3月には同市や宮若市、宗像市、鞍手、小竹両町が期成会設立に向けた準備会を発足させた。

 26日の促進協では九州経済調査協会の岡野秀之常務理事が講演し、新駅が整備されれば、周辺が小倉、博多のベッドタウンとして成長したり、関西方面との観光、ビジネス交流が拡大したりする可能性を語った。

 小倉―博多駅間は新幹線で十数分。JR西日本は同日、新駅について「正式にご意見をいただければ検討する可能性はある」とコメントした。


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