福岡県大牟田市の市動物園に新しい仲間が加わりました。9月4日から公開されている「タテガミヤマアラシ」のクリス(雄、1歳)で、ヒツジ舎で展示しています。11月には長崎県対馬市の天然記念物「対州馬(たいしゅうば)」2頭も迎える予定で、同園は「ぜひ会いに来てほしい」と呼びかけています。
タテガミヤマアラシは平川動物公園(鹿児島市)から来園。首から背中にかけ、長くて黒いたてがみ状の針毛があります。危険を感じると逆立てて威嚇するとのことですが、くりっとした黒い目で見つめてくる愛らしい姿を楽しめそうです。
対州馬は、「桜」(雌、21歳)と「福真(ふくま)」(去勢馬、23歳)が対馬市からやって来ます。体高120~130センチと小柄な馬ですが力強く、かつての三池炭鉱で石炭運搬を担うなど、大牟田とのゆかりもあります。2頭は旧ゾウ舎で年内に公開予定で、環境に慣れさせながら園内を散歩させるなどのイベントも計画しています。
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