北九州市八幡西区のJR折尾駅周辺で9月14日、「おバカ楽しい」をモットーにユニークな5種目のレースを楽しむイベント「オリオンピック」が開かれた。約100人が地区を流れる堀川でのカヌーレースなどに挑戦した。
折尾地区を盛り上げようと2016年に始まり、今回で10回目。参加費や協賛金の一部は堀川の浄化に充てられている。九州共立大、産業医科大、北九州市立大、九州女子大の学生と地元商店主らが準備してきた。
カヌーなど5種目楽しむ
昨年までレトロな雰囲気の飲食店街の前で行われてきたカヌーレースは、区画整理事業で店舗が解体され、工事で周辺への立ち入りができないため、今回は同駅の東側に会場を移した。参加者は水しぶきを上げながらパドルをこぎ、約90メートルを往復した。
また、一輪車に150個以上のテニスボールを載せて運ぶ「石炭運びレース」では、段差などの障害を乗り越え、ボールを落とさずにゴールすると、拍手が送られていた。
初回から実行委員長を務めてきた自営業春木聡さん(53)は「委員長は今回まで」と明かし、「今後は若い人を中心に頑張って続けてほしい」と話していた。
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