三池炭鉱関連施設の世界文化遺産登録10周年を記念し、福岡県大牟田市の市立三池カルタ・歴史資料館は9月30日から、秋の企画展「地図・絵葉書(はがき)でよみがえる三池炭鉱」を開催します。戦前~戦後に描かれた作品など約50点を展示し、石炭産業とともに発展した「炭都・大牟田」の歩みを振り返ります。12月7日まで。
世界文化遺産登録10周年記念
2015年7月、大牟田市の三池港、宮原坑、三池炭鉱専用鉄道敷跡を含む全国8県の計23資産が「明治日本の産業革命遺産」として、ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の世界文化遺産に登録されました。企画展は登録10年の節目にその価値と魅力を再確認する目的で企画しました。
同館によると、石炭産業で発展を遂げる大正期以降、三池炭鉱を紹介する絵葉書や地図、パンフレットの出版が始まったといいます。
会場には、炭鉱関連施設などが描かれた1924年(大正13年)の「大牟田市全図」のほか、1936年(昭和11年)に完成した市庁舎の姿も確認できる「大牟田市鳥瞰(ちょうかん)図」など、各時代の大牟田の様子がうかがえる作品が並びます。
観覧無料。開館時間は10時~17時。休館は月曜と最終木曜で、祝日の場合は翌日。ミュージアムガイド(10月12日14時)などの関連事業も予定しています。
問い合わせは同館(0944-53-8780)へ。
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